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2010年5月27日 (木)

原点に帰ってきたぞ。

 絵を描き始めたとき。

 なんかむしょうにムカツていたんだ。

 何にムカツイていたのか、今でも分からないが、真綿で喉を絞められているような空気。

 22歳。

 どうやら真っ当な人生は歩めそうもないと薄々気付いた。

 1998年。

 夜の街は「~狩り」といって、むやみに殺気立ってた。狩る対象はスニーカーが発端だったか。終いには白いダウンジャケットを着ている奴になったり。

 要は、アウトロー気取りの「チーム」っていう集団が、弱い対象を見つけて鬱憤を晴らしてたってだけのこと。どうせ今ごろ奴らも、「落ち着いた」だかなんだか言って、若い時軽蔑していた大人の姿丸出しに「昔は…」なんて言ってる姿が目に浮かぶ。所詮は村意識に凝り固まったダセー集団だった訳だ。熊本においては。どうせ東京のまねっこだもんな。さすがにカラーまではいなかったようだが分からない。

 クラブに行けば中東系の奴らがいて、いきなりビールをぶっかけられたこともあるな。当時偽造テレホンカードをよく友達からもらっていたが、ズクで500円くらいで奴らから買っていたらしい。一~二年で中東系を急に見なくなったけど。入国審査が厳しくなったんじゃないか。噂じゃ東京でノワールの一斉取り締まりがあって地方に逃げてきてるなんてのがあったが、満更嘘でもないだろう。

 あと、やたら拉致ったり、拉致られたりっていう話題が多かった。オウムの影響かな。それまで拉致するなんて日本語、日常でつかわなかったよ。たいがいチームや族同士のやったりやられたりで、当時のクラブDJは同時にそういうチームのメンバーだったりしたもんだ。頭割られて縫ったばかりでプレイしてるのを見て、意外に仕事に真面目なんだなと思ったり。

 フロアには「喧嘩禁止!」って堂々と貼ってあったり。したら出入り禁止って、ほんとおおらかだな!ゲーセンにも同じ張り紙あったなそういえば。

 俺みたいな絵描き崩れ(当時)には、本当に居心地良かったよ。平日の12時過ぎるとラウンジとかスナックとかで働いてるネーサン達が飲みにきて、ヤクザから追われて関西に逃げる奴とかいたな。

 俺は当事者じゃなくて、色んな話を聞くだけでクラブで飲んでた。そんなもん、もしどれかの話の当事者だったら今ごろ熊本で現代浮世絵師の旗をあげていられません。

 でも、そんなのもたまにあるだけで平日はいたって平穏だった。

 そこで、Bar Jailでパステル画の初個展をした。

 クラブで感じたこと丸のまま描いた。酒、音楽、男女。それが世界の全てだった。アルコールで痺れた脳が真理を捉える。それ以外のものは嘘っぱちで、どれひとつとって俺を楽しくさせてはくれなかった。

 そこを原点に画業をスタートしてから早13年。熊本のクラブカルチャーから一歩身を引いてから8年程経つ。その間にもパラパラやハウス、トランスとクラブはめまぐるしくその姿をかえて今に至る。

 2010年5月30日(日)

 Bar Jail のイベントに絵描きとして参加します。

 OPEN 14:00

 ADV 1,000yen(1d)

DJ:
NB
CUT SWIFT   KAZYA

SOUND:
MUDER LION  EXPRESS  JAH(Z)ION

LIVE:
MOUSE PEACE  COOKIE

BAND:
黄昏ロッカーズ  バオバブ  とんちん

TAP DANCE:
永野 勇太

LIVE PAINT:
GOA  櫻井 栄一  加藤 笑平

 という、アートと音楽、クラブカルチャーの競演イベント!

 今や明るく楽しい場所に様変わりしたクラブで熊本でも初のアートとのコラボが実現します。

 いや~、原点で本業のイベントに参加」するとは思いもしませんでした!

 楽しいイベントにしたいと思います。

 興味があられる方はぜひお越し下さい。

 サリュ

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