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2010年8月 8日 (日)

フェルメール、真珠の耳飾りの少女。

 オランダ、デン ハーグにあるマウリッツハイス美術館収蔵。フェルメールの真珠の耳飾りの少女が、絵を描こうと決心したきっかけでした。

 大学4年春。1997年。九州産業大学芸術学部、総合造形学科という、いわばコンテンポラリーアート教育の草分け的な学科に在籍していました。

 大体、コンテンポラリーというジャンル自体、大学に入るまで意識していなかった位で、入学してから必死に追いつこうとしていた次第です。

 高校時代にはアンディ ウォーホール位しか知りませんでした。それがいきなりヤン フートのドクメンタについて議論せよなんて言われた日には、頭の中は???

 平面作品にしても、ひたすらマチエールの新しさや面白さを追求したり(雑誌の切り抜きを糸で縫って、砂で作った下地の上に貼って、油絵具をぶっかけたりしてましたとも、ええ!)。

 立体に関しては密閉空間で瞬間接着剤を乾燥させると、有機溶剤が乾く軌跡が残るので、それをどうにかコントロールした透明の塩ビ板でランプつくって光を揺らめかせたり。

 素材から何かを引き出すことに注意を傾けることばかり。それに理論武装する訓練。作品に関するプレゼンをするというのも、新たに知った知識でした。作って見せるだけじゃダメなんだと。

 そんなこんなの4年の春に、とある雑誌の表紙に件の絵が載っていたのです。

 それを見たとき、なんか、涙が出てきました。

 もう、アート史の文脈とか関係ねぇ!

 こんな美しい作品を作るんだ!

 理屈をぶっとばす感動を!

 フェルメールの絵は知っていたはずでした。なのに、突然落雷にあったような感情のうねりを経験しました。

 これだよな、やっぱ。

 それから、絵を描き始めました。

 遅まきながら、タブロー開眼。

 8年後にオランダで、初対面を果たしました!なんと、館内改装中の為、本日無料!

 少女に導かれていると勝手に運命を感じました。

 軽く10分は目を離せず。お客さんも非常に少なく、たっぷりと鑑賞できました。

 絵、に改めて目覚めてから13年。熊本市現代美術館で熊本アーティスト・インデックス展にてやっと美術館にて皆さまに絵を見ていただく機会をいただきました。

 感慨もひとしお。

 ぜひ、GⅢにて作品をご覧ください。

 サリュ

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