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2011年1月12日 (水)

サンシャインクリーニング、コープスブライド、ぐるりのこと、誰も知らない。

 年末年始に見たDVDです。各々素晴らしい作品でしたが、なかでも「誰も知らない」の凄さには驚きました。

 親が失踪、12歳の長男を筆頭に男女4人兄弟がアパートで生き抜く姿を淡々と描写する映画です。お金はぎりぎり生活できるだけの入金がありますが、ライフラインは全て止まっている。

 実際の話しをもとに映画化された作品です。最終的には一番下の女の子が事故死するのですが、何が凄いと言えば、このような状況を悲惨に描かないという描写です。

 ただ生き抜くという状況を爽やかささえ感じる描写を選択した監督の心境はいかに。

 そして、全く退屈させない画づくり。

 こういった状況を批判的に描かず、子供達の生きる力への賞賛へと描ききった作品にただ感動するばかりです。

 その他、サンシャインクリーニングも素晴らしい。ミスリトルサンシャインの監督ですが、人間は必ずしも分かりあえるとは限らないという状況を笑いを含めて描くすがすがしさ。重要人物として、年老いた父やおじいさんが出てきますが、この人達も決して普通の人ではない。しかし、肉親を全面的に肯定してくれる救いとしてほっとさせてくれます。

 人間はどんなに悲惨な状況であろうと、前に進むしかないんだと思わせてくれます。

 世界にはまだまだ素晴らしい映画がたくさんあるんだな。

 サリュ

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