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2012年9月17日 (月)

河上彦斎に惹かれるのは。

 河上彦斎、享年38歳。

 いよいよ来年同じ歳。

 明治維新後、奇兵隊や細川藩から士官の命があるも、全て断っています。

 維新がなった後、熊本で塾を開き、のちに神風連に入る若者を育てます。

 暴発して敗走した奇兵隊をかくまったという罪で、捕えられ東京の小伝馬町の獄に囚われます。

 玉乃世履判事の説得を、ここでも拒否します。

「尊攘の志は神明にちかひ、同志に約し、生死必ず背くまいとちかったもので、素志を改め、節をかへることはできぬ」

 と拒絶。

 死刑の判決を受け、罪状不明のまま小塚原にて斬刑。

  辞世の句  君がため死ぬる骸に草むさば赤き心の花や咲くらん

 資料 河上彦斎和歌抄 財団法人神風連資料館 河上彦斎先生百十年記念出版 (超レア!)

 熊本市中央区薬園町1-14。ここでしか手に入らない、河上彦斎ファンなら手に入れておきたい書籍です。残りの部数は不明です。

 時代は変わります。人も思想も変わって行く。

 変われる人間も凄いと思いますが、変わらない人間も凄い。尊王攘夷というのは、ただの思想ではありません。志士達の血に塗れた、時代を斬り裂く為の日本刀のような思想です。これを現代のポストモダンとか、そういう思想と同列で語るのは無意味です。現代では失われてしまった、高貴な魂のよりどころとして、彦斎は「尊攘」を志しています。

 怜悧冷徹、時代を読む目がある男が敢えて死を賭してまで、何を後世に伝えたかったのか。

 これは西南戦争の西郷隆盛にも言える事ですが、真の革命の為には高貴な魂の血が必要という事でしょう。維新後、10年も経って後起こる全国の乱には、急速な西洋化による日本人の魂や拠り所のありかを今に伝える意味があります。

 この130年で何を得て、何を失ったのか。

 河上彦斎は、その身の処し方で人の生き方を教えてくれます。

 これは右とか左とか、簡単にカテゴライズされるものではありません。日本という国体をきちんと考えているか、考えた末の思想が右だろうが左だろうが、ななめ上だろうが、行動して貫き通せという教えです。

 ですから、彦斎の人生からは、自分はこうするという覚悟しかみて取れません。他人に対する非難がましいことも言いません。おそらく思想を変えた人々にたいしてうんぬんと言うより、その生き方で心に釘を刺したのでしょう。

 弁とともに行動を。

 サリュ

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