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2013年1月29日 (火)

ピナ・バウシュ 夢の教室

 DVD見ました。

 ピナ・バウシュはレンタルでは2本出ていて、夢の教室は1年かけて10代の男女とワークショップを重ねていくというもの。
 ピナ自身はあまり出ていなくて、10代の男女の心境の変化を追って行きます。
 感情表現は若い方が自由なのかという思い込みがあったのですが、そんな事はありません。特に10代は自意識過剰気味で、素直な表現というのが一番難しいという事に気づかされます。
 さらに、ワークショップに参加している10代の親の代は移民であったり、戦争が身近だったりと日本にいたら実感としてあまりない境遇の子供たちもいます。
 そんな中で、特に男女を意識した演目と、訳が分からないクリエーションにとまどいながらも自分なりの答えを導き出していく10代。
 ワークショップの手腕も超一流なのだろうと思いますし、なによりこんなワークショップがある事自体が素晴らしい事です。
 人は生きている限り、生活の中で自分の感情を押し殺す場面が多々あります。
 ダンスのクリエーションで、普段セーブしている感情を出せと言われても「無理」と言ってしまう女の子。
 日本に限らず、自然体で生きていくのは困難になってきているのでしょう。
 感情をワークショップで出していく訓練をするのは、本来の人間性を取り戻す事に繋がっていくのだと、見ていて思いました。
 同調圧力は都市部では世界的に強いのかも知れません。
 こうしなければいけないとか、かっこいいスタイルとかっこわるいスタイルを線引きして安心してみたりとか。
 いつのまにか誰かの都合がいいように型にはめられた事に気づかずに生きている。
 ピナ・バウシュの演目は伝統的なバレエの動きの中に、生の感情を体の動きとして表現する事で緊張と弛緩を見ているものに感じさせずにはおかない、とても厳しいつきつめたものだと思います。
 コンテンポラリーダンスなのでしょうが、そういうジャンル以前にDVDで見るだけで深い感動が胸の内に湧きあがってきます。とりあえずジャンルはどうでもいいとまで思ってしまう。
 これが世界クオリティーなのでしょう。
 必見の2本です。
 サリュ

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