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2013年1月 8日 (火)

サブカルチャーという誤解②。

 サブカルチャーというのは、読んで字のごとくサブのカルチャーです。という事は、メインカルチャーというのがあるはずで、これが一般には諸芸術に当たるものと思われます。

 文学、クラシック、演劇、伝統芸能、美術等でしょうか。
 日本の美術界は、明治維新前後に西欧から油絵の技術を輸入します。科学的なパースや構図の考え方や、色の捉え方(スペクトラム解析による、補色の相関等)。日本美術界のエリート達が、命がけでパリへ留学して様々な概念を持ち帰りました。
 この源流からの流れが、国展や二科展を代表とした、様々な美術団体運動として歴史をつくっていきます。
 え~、大変大雑把な説明ですが、サブカルまで辿りつくために色々省略します。
 世界的には1920年代にダダが起こりますが、日本ではまだ表面的にはあまり関係ありません。この美術界の流れが、今も日本美術界の保守本流です。西欧アートを血肉化しようとして血道を上げた王道です。メインカルチャーと思われているもの。
 思われているもの、という考え方が骨子になります。
 戦後、停滞していた様々な文化的活動が活性化します。
 その中に、巨人「手塚治虫」が生まれます。
 今のサブカルチャーの源泉です。新しいフェーズです。
 ここが一番重要なのですが、手塚治虫は映画の手法を漫画に取り入れ今も通用する、読み方のテキストを次々に確立して行きますが、西欧アートのテキストには全く関心を持ちません。
 何故か。それは読み手ありきの、エンターテインメントだからです。メインカルチャーのテキストとしての西欧アートは文化ではあっても手塚治虫が作品を届けたい層には、娯楽ではなかったのです。
 もともと浮世絵が持っていた遺伝子が、ここに完全に受け継がれます。娯楽としての二次元の絵です。
 この大分岐点を後世から振り返ってみて、純粋に日本美術の遺伝子はどこに受け継がれているのかは、明白だと思います。
 今、サブカルチャーと呼ばれている分野です。
 もう何度考えたか分かりませんが、何度考えてもそうとしか思えません。
 やっとサブカルまできたぞ。
 サリュ
 

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