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2013年7月19日 (金)

熊本県、宇城市松合に行ってきました、やはりポテンシャルが凄い土地です。

  •  松合という場所は、白壁土蔵群が有名です。もしくは御船千鶴子で、あとは柑橘、ぶどうの出荷でしょうか。

 先日、お世話になっている松合の方のご自宅を訪問させて頂いたのですが、家の密集度がすごいです!ビックリするくらい狭い車道を抜けると、どういうパースになっているのか、大きな民家が現れるといった具合です。
 
 ヤマアが有名な松合食品工場直営の、味噌、醤油の販売所が小高い丘の上にあります。見晴らしもよく、最高のロケーション。
 
 トータルで考えると、恐ろしい程の潜在能力がある土地です。しかし今は少子高齢化の例に漏れず、10年後にはどうなるのかも分からない岐路にある土地に見えました。
 
 このことをどうすればいいのかなんて、ワンアイデアでどうにかなることでないことは分かります。
 
 一番重要なのは、先ずは土地の古い記憶を持った人々の話を聞くことです。
 
 土地に根ざす古い記憶=土地の発芽していない種
 
 が分かれば、水をかければある程度は何かが起こります。
 
 土地の潜在能力とは、この、土地の古い記憶に他なりません。多くの場合、この種は眠ったまま終わり、記憶の彼方に消えうせます。理由としては、それが地中に埋まっている為、ほとんど可視化されないからです。
 
 これまでの日本は、この種が眠っている大地の上にコンクリートやアスファルトを敷き、その上に新しい(と本人たちは思っていた)建築物を無軌道につくり作り続けてきたのだと思います。
 
 さて、そのコンクリや何やの建築物が老朽化してきました。次どうしよう、という状況が今です。見渡してみれば、ひびが入ったアスファルトの隙間からのぞく土の存在に気付きだした人たちが、少しずつ現れ始めています。
 
 日本を発展させてきた先駆者たちは、このひびを再びアスファルトで補修しようと躍起です。それでも建築物の老朽化は止まらないし、新しくつくり続ける限り膨大に補修費はかさみます。
 
 分かっているのにやめられない。
 
 建築物を建て続けるという基本方針にコミット出来ない、土にと種に興味がある人たちは、自分たちに出来る範囲で種を見つけようとしています。
 
 地域振興やまちおこしがうまく行かない大半の理由が、このことだと思います。地域振興の目指すところが、未だに新しい建物を建ててどうにかしようとしている考え方でしょう。本当は、土の中の種を見つけないといけない。
 
 種を見つける仕事も大変ですが、水をやって育てるのも並大抵なことではありません。時間と手間がかかるばかりか、うまくいくという保障もない。枯れることもかなりあるでしょう。
 
 そこへのトライ&エラーというコストを負担する覚悟がない限り、地域振興、まちおこしはなかなかうまくいかないでしょうし、そのコストすら自覚できてない場合がほとんどですが。
 
 この種から何が生まれるのか、花なのか大樹なのか、分からない、分からないから可能性なのです。分かるもの、分析可能なものは可能性ではなくて作業です、そんなものは。得意な人がやればいいでしょう、作業ならば。
 
 松合に行って毎回思うことは、ここで種を探す人がいればいいのになぁということ。凄い種が埋まっているのは分かっているのですから、すでに。
 
 ただ、トライ&エラーへのコストを誰が負担するのかな?
 
 ということを先ずきちんと考えないといけないけれど。
 
 サリュ
 

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