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2013年7月17日 (水)

風立ちぬの感想。ブログに書いておきます。ネタバレ無しです。

 感想、です、評、とかではないです。

 ネタバレはしません。
 
 ため息しか出ない、本当に素晴しい映画でした。
 
 崖の上のポニョで、見えかけていたものが見えました。
 
 宮崎駿という人間と、世界との関わり、です。世界は人間がつくるものです。人間には老若男女、外国、会社、ライバル、いろんな層があります。今回の主人公は、夢を持った青年です。もちろん、この青年が宮崎監督自身の分身であるのは間違いありません。
 
 この青年像が、実に的確です。
 
 色んな場面で、批判、反論、そういうものを簡単に許してしまうようなエピソードが積み重なります。先ずこれが、これまでの宮崎映画像を刷新します。今までは、誰かから突っ込まれるような脇の甘さはありませんでした。その映画的な完璧さ、武装を解いて、全くの生身になっている。
 
 この時点で、すでに涙が止まりません。
 
 そんな危険な事をしてまで、伝えたいことがある。その真っ直ぐさ。真っ直ぐで愚直に、矛盾を孕みながらも自分が目指した事を完結させる為に進んでいく姿が、映画の主人公と宮崎監督と重なるどころかほぼ同一視してしまっている。
 
 世界は矛盾に満ちていて、その中で譲れない夢の為に、ときには残酷なまでの精神的犠牲を負いながらも実現していく精神性そのものが「青年」だと思うのです。
 
 特にこの映画は、飛行機を作ることを夢見た青年が、ゼロ戦をつくる話です。当然、自分ではどうにもならない現実をまえに、自分で判断して生きて行く。
 
 自分がやっていることは正しいのか、その時点では自分も、誰も分からない。それでも、判断して、生きていくしかない。
 
 そういう当たり前のことを、描いた作品です。「理想に生きろ」そんな当たり前のことを超豪速球で投げられて、この球を打ち返す為には自分の全てを賭けないと、打ち返せない。
 
 だから、何か理想を追いかけている人が観ると、共感どころの話ではなくなる気がします。もうこれはヤバイ、1回観ただけでDNAに刻み込まれた感じです。
 
 美しい、ひたすら美しい映画です。
 
 只、全く何も感じない人も半数はいると思います。
 
 この映画に非を問える人は、全く「表現」というものを考えたことがあまりない界隈でしょう、ということは想像に難くありません。
 
 こんなに、キャラ商売を切り捨てて大丈夫?と、いらん心配までしてしまいますが。
 
 このブログを読んでいる方には、絶対お勧めです。
 
 サリュ
 
 

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