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2013年9月10日 (火)

【忘備録】都市計画夏季セミナー2013

 9月8、9日に都市計画夏季セミナー2013というセミナーがありました。主催、一般社団法人日本建築学会 九州支部 都市計画委員会。共催、熊本大学工学部まちなか工房、後援、熊本市。という、都市空間デザインを勉強している大学、院生に向けての夏季セミナーでした。「ありふれた奇跡をみんなで起こす 10の課題と10の提案」というお題です。

 このセミナーに、町のキーパーソンということで新町を案内するという役割で参加させて頂きました。
 
 他には並木坂、上通り、下通り、新市街、銀座通り、銀杏通り、古町、という区割りでそれぞれに案内を町のキーパーソンとして担当されました。
 
 初日は基調講演、各町の説明、その後学生の班分けがあり、2時間半で新町を周りました。
 
 この町周りが終われば、明日の朝3時間程度でプレゼン用の資料制作、午後はプレゼンで審査後、上位3班の表彰という流れです。
 
 さすがなのは、たった3時間でプレゼンすることができる処理能力の高さです。自分が学生だったら無理だったろうな…
 
 さてどういう課題にするか、悩み所ですがアーティストに出来るのは町の何かをアートの視線で見る提案しかありません。
 
 どういうことかと言うと、「問い」を発することです。町に入り込み、自分が気になることがあったらなぜそれが気になるのか掘り下げること。掘り下げたら、その問題がどうすれば浮き彫りになるか考えること。
 
 例として、コミュニティースペースがないと思った場合、安易にそのスペースを設けるという考え方ではなくて、コミュニティースペースの必要性を問うような提案をすること。
 
 町の問題の本質は何か、という「問い」を突き詰めること。です。
 
 だから、安易な制作物やイベントなどの提案はやめて、プレゼン自体を「問い」にすること。
 
 アートの本質というのは非常に優れた「問い」にあります。答えはそれを受けた人がそれぞれ出せばいい。
 
 その答えの中から、組み合わせで優れたデザインが生まれるのではないかと考えました。それが町のミクロな問題を数多く表面化させ、現実に即したデザインを生む新しいシステムになるのではないでしょうか。
 
 というわけで、都市空間デザインの学生に、1日アーティストをやって頂きました。
 
 それで、プレゼンになったのですが予想通り見事に多様性のある、良い意味でとっ散らかった提案がでてきて興味深かったです。
 
 普段、設計という「答え」を要求されているはずの学生達も、「問い」への考え方が分かると鋭い「問い」をいくつも考え出していました。アーティストもかくや、といったレベル。
 
 このような「問い」を幾つも町へ放ち、返ってきた答えに耳を傾けるのがこれからのまちづくりだと思います。
 
 答えを先に用意して、民意を型にはめていくようなこれまでのやり方では、今起こっている問題をすくいきれません。だからNPOが多くなってきているのですね。
 
 という訳で、学生達の為になったのかどうかは本人たちにしか分かりません。しかし、自分のためにはかなりなりました。考えたことがなかった視座が、幾つかあったからです。
 
 今後その視野は、新町で何かするときには役に立ちます。
 
 このような機会を頂き、ありがとうございました。
 
 サリュ
 

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