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2014年1月

2014年1月28日 (火)

学校では教えてくれないアートのこと。

 この話は、直接はインスパイアド・バイ・アール・ブリュット・ジャポネには関係ないのですけれども、結構大事なお話です。

 例えば高校生で、芸術の道へ進もうとしている方々、若しくはその御両親へのメッセージになるでしょう。
 
 芸術学部に進学した後、すぐアートで食べていける人は1分(割じゃないですよ)いればいい方です。しかも、作品制作や自分の表現で生きていくとなると、もっと少なくなるのが現実です。
 
 現場にいるからよく知っていますが、熊本という地方都市では「アート」を生業にして生きて行くのは、至難の業です。
 
 その辺の話は、当ブログでは前から書いていますので参考にされて下さい。
 
 ここで言う成功とは、アート活動を停滞なく行える環境を整えられる、と定義します。
 
 それだけの事が、社会に出ると本当に難しいのです。ましてや国際的に活動するレベルで、というところまで行くには相当な「様々」が必要です。
 
 作品がよければそれだけでいい、というものでもありません。
 
 正直、作品は凄くいいのに諸現実に負けて断念、というのがスタンダードな行く末です。この業界、死屍累々です。
 
 じゃあどうすればいいのだと思われるでしょうが、直接聞いちゃえばいいと思いませんか?国際レベルの方に。
 
 今回、熊本に来て頂くお二人のコンテンポラリーダンサーは文字通り、全国的かつ国際的な活躍をされています。
 
 ダンス以外にも、様々な芸術活動とコラボレーションされています。演劇はもちろん、写真や絵画まで実に多彩です。
 
 今回NPOアートスイッチが皆さまにご提案できる、この企画の2つ目の魅力はこの部分です。簡単に言えば、「伝手」の部分です。
 
 カネとコネは、生まれや育ちが関係してくるので半ば運みたいなものですが、ツテはそうではないのです。
 
 こういう機会に、手を繋ぐことで生まれる関係性のことを「伝手」と言います。
 
 今回の広報は、学校関係を主にしていますが、この「伝手」の部分だけは、ほとんど学校では教えてくれない、非常に重要なアートの要素になります。
 
 分からない事は「伝手」を頼って知っていく。これだけは、生まれも育ちも関係なく、自分が動けば繋がっていくことです。
 
 言い換えればネットワークです。
 
 ネット上のネットワークもいいですが、直接会って話して、ダンスでコミュニケーションすることでより沢山のことが分かると思います。
 
 あぁ、自分が高校生のとき、こういう企画があればもっと早く色んなことが分かったのに、と自分で思う企画です。
 
 30歳過ぎて、ようやく理解した、若干頭が回らないアーティストは私です。
 
 若い方にはこのような機会ですし、もちろん、子供たちも熊本ではなかなか経験できないようなワークショップとなるでしょう。
 
 ダンス企画自体は、ほとんど年齢は関係ありません。どなたでもお気軽にご参加頂けます。
 
 これから芸術の道に進む高校生、大学生の皆さんには、こういう出会いは貴重ですということをお伝えしたかったのです。
 
 ひとつの出会いが世界を変えることだってあるのですから。
 
 う~ん、ダンサーお二人に黙ってこのような事を書いてしまいましたが、出会いやネットワークの大切さという面では同意して頂けるのではないかと勝手に思いつつ、持論を書かせて頂きました。
 企画詳細です。
 
 サリュ
 
 
 
 

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2014年1月24日 (金)

インスパイアド・バイ・アール・ブリュット・ジャポネ。どのようにインスパイアされるのかが、キーポイントです。

 東京から石井則仁さん、小池陽子さんという国際的なダンサーをお呼びする今回の企画ですが、最初の見所はなんでしょう。

 現在、熊本市現代美術館にて開催中の、アール・ブリュット・ジャポネ展を見たお二人が、どのようにインスパイアされてダンスを作りあげるか?ではないでしょうか。
 
 アートピースを見て、感じて、体の動きに変換された表現として置き換わる。
 
 それを、ワークショップに参加される皆様とともに作り上げていきます。
 
 最終的には、熊本市現代美術館のホームギャラリーで全員でダンス公演を開催します。
 
 何かを見て、感じたことを、子供のときには体で表現していました。
 
 いつの頃から、体は社会性を持ち、世間に出て行くための礼儀としての所作を覚えていきます。
 
 スポーツなどのルールと勝敗がある運動では、いかにルール内での体の使い方を効率よくするかが問われます。
 
 思春期に、体は、礼儀と効率による社会性を持たされて世に送り出されます。
 
 そこからはみ出す身体表現は、一般社会では必要とされず、普通の日本人は自分の身体性に気付くのは大抵病気になってからだと思います。
 
 そこに身体はほとんどないような扱いを、身体が受けているように見えます。
 
 厳然としてあるのにです。
 
 アール・ブリュットは、芸術的教養に毒されていない生の芸術のことです。
 
 アートの文脈から自由な、迸るような表現欲で作品が作られている。
 
 ここに、礼儀と効率で縛られた日本人の身体性と、アートの文脈で絡め取られるアートの共通性を見出せます。
 
 ともに拘束から自由になったら何が生まれるのでしょうか。
 
 アール・ブリュット・ジャポネ展からインスパイアされたダンスとは、どんなダンスなのでしょうか。
 
 それは本当にダンスなのでしょうか。
 
 考えてみれば、これほど興味深い組み合わせはありません。
 
 楽しみで仕方ありませんが、ワークショップの参加者、募集中です。
 
 身体のこと、アール・ブリュットのこと、ダンスのこと、色々楽しみながら全身で感じてみませんか?
 
 皆様の参加をお待ち致しております。
 
 
 お問い合わせ 080-4288-8882 櫻井   npo.artswitch@gmail.com
 
 サリュ
 

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2014年1月16日 (木)

コンテンポラリーダンスとはなんでしょう?

 ネットで調べ、ダンス公演を見に行き、即興でのダンスを見て思った事は、観客は自由に受け取るだけで、一先ずいいと思いました。

 歴史や本で過去を遡ってみても、ダンス公演は生ものなので言葉だけではすくい取れない何かがあります。
 
 映像が残されている場合でも、編集が入っている場合は全く違ったものになっていると思います。
 
 だからと言って、俯瞰で固定カメラで撮っても、それは記録でありダンスそのものに触れた事にはならないのです。
 
 人間は見たいものを見る。
 
 ダンスでも、人によって感じる場所は全く違います。記憶への残りかたも、見た人の分だけ違いがあります。
 
 難しく考える必要は、全くありません。
 
 ただちょっと、新しい世界の扉を開いてみたその先に、見知の体験が待っています。
 
 とにかく一度経験してみる事、それが一番重要なのです。
 
 コンテンポラリーダンスのワークショップにしろ、ダンス公演にしろ、熊本では本当に限られた機会、人数しか体験できません。
 
 それが国際的なダンサーとなると、もっと限られてきます。
 
 さらに、熊本市現代美術館でダンス公演に参加できるとなれば、熊本でこれ以上の機会はほとんどないでしょう。自分で言うのも何ですが(笑)
 
 本当に、お気軽に参加されてみて下さい。
 
 ここからは、雑感です。
 
 絵を描くという事については、大分知っています。究極的に言えば、そこには何もない、という事。虚無です。虚無に対して、支持体と絵の具で立ち向かう、只それだけです。そのもがきが苦しいほど、自分の心を打つ作品になります。
 
 そこにあたかも何かがあるかのごとく描かれた絵など、嘘です。白々しい嘘、普通はその嘘までも到達していない作品がほとんどと思います。
 
 この視線をコンテンポラリーダンサーに向けてみます。
 
 表現の根本が、人間の虚無に対するあがき、と勝手に考えると、ダンサー達のあがきは空恐ろしいものです。その場でしか到達できない境地で公演する事。
 
 放つそばから虚空へ消えていく、ダンスという名の何か。
 
 ダンサーという表現者は、虚無に一番近い所で表現と向き合っているのだなと思います。
 
 そう考えると、やはり直に、生で接することがいかに重要か分かります。
 
 2月23日(日)13:00熊本市現代美術館にて、ダンス公演です。
 
 観覧無料ですので、是非お越し下さい。
 
 お問い合わせ 080-4288-8882(櫻井)
 
 サリュ
 
 

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2014年1月13日 (月)

アール・ブリュット・ジャポネ展記念講演のお知らせ。

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 アール・ブリュットについての知識は、正直そこまで深くありません。数冊の本や画集、ネットで知っている程度です。
 
 この記念講演では、実際のフロントで活動されている方々のお話しを聴ける貴重な機会です。
 
 自分も、19日と26日は参加予定です(今日は仕事)。
 
 知識と体験、両方満たす機会、素晴しいことです。
 
 よろしかったら、是非ご参加下さい!
 
 サリュ

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2014年1月 7日 (火)

【新企画】インスパイアド・バイ・アール・ブリュット・ジャポネ。ダンスワークショップ参加者募集開始です!

Photo
Ai
 
 熊本市現代美術館にて開催中の、アール・ブリュット・ジャポネ展を見てインスパイアされた2人のダンサー、石井則仁さんと小池陽子 さんが、募集した一般の方と一緒にダンスワークショップを開催致します。
 
 そこで新たにつくられたダンスは、熊本市現代美術館で公開されます。

 2月18日(火)~22日(土)

 ダンスワークショップ開催。

 
 2月23日(日)
 ダンス公演開催。
 
 
 ワークショップ参加費
 一般 5日間通し      ¥5,000  
     1回のみ       ¥2,000
 
  中学生以下 5日間通し ¥3,000
                    1回のみ    ¥1,000
 
 ※ワークショップ開催場所は、熊本市中央公民館、県民交流会館パレア、五福まちづくり交流センターの予定です。参加者の方には後日詳細をメールか、郵送にてお知らせ致します。
 ※ダンス公演参加希望の方は、22日のワークショップ参加が条件となります。
 ※その他ご不明な件は、お気軽にお問い合わせ下さい。
 
 申し込み・問い合わせ 
 TEL 080ー4288-8882
 
 MAIL npo.artswitch@gmail.com
 
 山海塾所属 のダンサー石井さんと、国際的に活躍される小池さんという、超がつく素晴しいダンサーと共にワークショップを行い、ダンスを作り出していく経験は、貴重です。
 
 さらに、生まれた作品は熊本市現代美術館で、参加者の皆さんとダンサー2人によるダンス公演として発表致します。
 
 熊本では、コンテンポラリーダンスに触れる機会がほとんどありません。
 
 もちろんダンス未経験者でもお気軽に参加できる企画になっております。
 
 経験者には熊本でも類を見ないレベルの、ダンスワークショップが経験できる機会でもあります。
 
 ダンス公演まで含めると、計6日間のアーティスト・イン・レジデンスを行うことになります。5日間の内、1回の参加でもかまいませんので、お気軽に参加されてみてはいかがでしょうか。
 
 サリュ
 

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2014年1月 4日 (土)

あけましておめでとうございます。今年の大体の抱負。

 あけましておめでとうございます。

 今年の抱負を書いてみたいと思います。
 
 もう、新年そうそう割りと予定が入っております。ありがたいことです。
 
 具体的な予定というより、気持ち的なことを。
 
 今年は本当に、ゆったり構えた心もちでアートに関わっていきたいと思っています。
 
 これまでは、前傾姿勢で関わってきたのですが、直立した姿勢位で行きたいと。
 
 アートスイッチに関しては、モヒカンポシェットと共同で全国展開していく中で何ができるのかを考えています。
 
 地元熊本での町屋関連での活動が、若干弱まっていますが、そこはちょっと待って頂くとして。アートスイッチとモヒカンポシェットが全国で注目を集めることで、その視線を熊本の町屋に還元していきます。
 
 町屋自体は相変わらずの待ったなしで、結構な勢いで減っています。
 
 しかし、貸しにはほとんど出ていません。
 
 ここの問題は、町屋に本当に価値があるということを、行動で伝えていくしかないでしょう。アートスイッチとしては前述の動きで、熊本の町屋でアートとファッションで注目を集めることを意識的にやって行きます。
 
 もしアート以外でできることがあるとしたら、町屋で具体的にやってみたい人たちの意見を取りまとめて意見書を作ってみることからでしょう。アートとは外れるのでやりませんが、非常に重要なことです。意見を具体化する。
 
 熊本での活動という意味では、若干鳴りを潜める感じに見えるかも知れませんが、便りが無いのは良い便りということで、全国各地で色々やっています。
 
 ほとんどその取り組みで一年間行きます。
 
 2月にはアートスイッチの自主企画で、コンテンポラリーダンスのワークショップとダンス公演を行います。熊本での自主企画は多分、これが今年最初で最後になるでしょう。
 
 3月には新町三畳美術館にて、【シロの風】を開催します。
 
 もちろん、持ち込みの企画やオファーには対応して行きます。
 
 今年は1ヶ月に1企画というペースで進行しますので、気持ちに余裕を持たないといけない。こんなペースは初めてなもので。
 
 これが将来的に月2、3企画となった場合に備えて精神的な体力を付けないといけない、辺りが今年の抱負です。
 
 企画に参加するんではなくて、開催していく、というのは本当にタフにならないといけない。これはやった人にしか経験できないことです。
 
 大体、来年はやらないという結論になるんじゃないですか(笑)?
 
 でもね、やれる条件が揃ってるのならやった方がいいですよ。
 
 そのきつい現実が、当たり前になったときには次の仕事が待っています。
 
 きつさから逃げたらね、まぁ逃げてもいいけど、次の仕事はないです。
 
 そうやって、理想を追うしかない。
 
 明るく、楽しく、負担なくやるのもすごくいいことです。でも、そういう風なやりかたでは、大きい仕事や価値ある仕事は見えてきません。
 
 いや、ウチはそれでやってるよ、というのであれば是非やりかたを教えて頂きたい。
 
 どこかで、不安に押しつぶされそうな夜があったり、時間が膨大に取られたり、そういう日々が必ずあるんだけれど。
 
 それを我慢しろとも言いません。
 
 自分にとって重要なことなら、嫌でもやってしまうものだから。
 
 そうは言ってもやはり「できるしこ」でしかできませんけどね。
 
 チャンスはどこにでもは転がってはいないし、チャンスをチャンスと実際に理解できるかどうかが、実際には磨かなければいけない能力だと思います。特に自分は、今年以降。
 
 結構、特殊な能力(日常では必要ない)を自覚しながら、磨いていく年になりそうです。
 
 磨けるのか、そんな能力。
 
 分からないですけど、自覚的、にということで。
 
 サリュ
 
 
 
 

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