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2014年8月26日 (火)

「空」という概念が理解できるかどうか。

 日本美術と言いますか、もっと広げて日本文化としましょう。その真髄はどこにあるか。「空」という概念になるのではないかと思います。

 何もない空ではなく、全てが満たされた空です。
 
 そこまで行く為の初手として、型が必要になります。
 
 まず型にはまり、そこから自由になること。その自由のことを「空」というのでしょう。
 
 型に一度はまることは、日本文化の中では重要で、芸へのアクセスを容易にしてくれます。現代日本では家元制度が強すぎて、この型から一歩も出ないことが美徳のようになってしまっていますね。茶道なんて花嫁修業の一環だもんな。利休は切腹までしたのに、堕落もはなはだしいですね。
 
 美術の世界もそうで、最近日展のことが新聞ですっぱ抜かれていましたが、茶道と同じ道を歩いているんだなと思いました。
 
 現世でどう立ちまわるかの問題ばかりで、日本文化の精髄に近づこうという精神があんまり見えない。
 
 序破急の末の「空」
 
 どこまで自由になれるか。満たされた自由。
 
 だいたい、普通の美術家はこの満たされた状態になる前に寿命が尽きることが多い。「空」どころではない。
 
 この空は、わびさびじゃない気がしています。全てが満たされているような感じ。葛飾北斎だと鳳凰図、伊藤若冲だと鯨と象。
 
 凄いですよね。何かが満ち満ちてる!
 
 型からは完全に自由!
 
 自分がそういう絵を描けるようになる為には、もっと自分を満たさなければいけない。
 
 満たし方が足りない。
 
 現代社会は恐ろしく複雑になったから、膨大に満たさねばならないと思います。
 
 まだまだ、自分をある種の型にはめている途中です。
 
 サリュ

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