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2014年10月16日 (木)

熊本の舞台文化を考える機会を頂きました。

 先月から今月にかけて、熊本文化事業協会からお声かけを頂き、3回にわたりヒアリングというか、ブレーンストーミングを行いました。

 協会との間に入ったコーディネーターは、ドコサの坂口さん。

 

 市民会館崇城大学大ホールは、基本は貸ホールですが、自主文化事業を行っていて市から予算が出ています。

 

 1,500人規模のホールと、植木、富合、火の君文化ホールの3ホールも市の合併で連動することになり、今後どういう展開をしていくのがいいのかという意見交換会みたなものでした。

 

 もう一人、タンクマの編集部からお越しになっていて、その方と市民会館館長、総合プロデューサーの小西たくまさん、坂口さん、自分というメンバーでの会合でした。

 

 おそらく、舞台美術にそこまで興味がない人の一般的な意見を拾いたいのかなと思いました。自分としては、日常的には確かに舞台美術にはあまり縁がありません。意識して見に行かないと、やはり少し縁が遠いです。

 

 県劇や市民会館レベルでそうだから、もっとコンパクトな劇だと、もっとそうです。

 

 なんでそうなるかと言えば、やっぱり現代美術系と同じで、コアなファンや身内しか来なくて閉じた感じがする。に尽きるかもしれません。

 

 今なら、早川倉庫でやれば、やりやすい、みたいな。

 全3回、6時間も話せば本当にコアな話もいろいろ出ます。

 今の新世代は、寺山修二や土方巽を知らない。書を捨てて町へ出るのか、舞台でガチでやっていくのかの隘路にも立ってないのではないか。それは現代アートに置き換えれば、フルクサスとか読売アンパンとか知らない、ということでしょう。知らなくてもいいけど、知っとくと回り道しなくて済むよと。

 確かに、町でやる、というのは難しいが面白いです。寺山修二がやった町での演劇を知っていたから、そういうゲリラ的なのはやめてもっと昔に遡って、町の地芝居を組み立ててみたのが過去企画したイベントでした。アングラはもう過去に町で試されているから、その先には何があるのか?と思ったからです。

 

 今年はコンテンポラリーダンスの企画も行いました。全くの素人でも、何かできる。そういうエモーションはありました。

 あれもこれも、専門ではありませんが熊本の表現者を俯瞰で見れば、アートイベントを企画するときには演劇やダンスというジャンルは必要です。現代アーティストより、身体表現の人たちの方が層が厚いからです。

 

 そんな経験から、今の熊本文化事業協会にやって欲しい企画書を渡したりしました。今後、3年ほどかけてきっと面白い動きが始まると思います。そしてその動きは、熊本で今やっている表現者たちと日本を代表するような表現者がクロスオーバーし、その中に一般の方たちが混ざっていくようなものになるはずです。

 自分の目には、今熱いマグマだまりのような熱が熊本のどこそこで湧き上がっているのが見えます。それは様々な表現ジャンルの人たちです。

 

 自分がやる仕事は、このマグマをひとところに集めて、強烈な熱を放つことだと思っています。

 

 その為に今何ができるか。文化事業協会の方々と話ながら考えていました。

 現在は絹の製品を、日本のみならず、海外に出していくという仕事の端緒についています。この仕事では、必ずアートが必要になります。

 それも含めて、自分の仕事の桁をひとつ大きくしなければいけない。

 熊本発、世界へ。フロックじゃなく、本物の存在として発信しなければ意味がないです。

 さぁ、何度目かのスタートラインに立っています。

 これでも、ずいぶん遠くが見えるようにはなっているんですよ。

 サリュ

 

 

 

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