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2015年7月12日 (日)

A-クロニクル 新作制作について。

 この3年程、絵は描いていたのですが、本作というか個展で発表しようとまでは思えないものばかりでした。

 それというのも、以前描いていた、自分の内面を掘り下げていく描画への興味を失ったからです。

 自分は何者?

 という焦燥と不安に焦点を当てた絵でした。

 その焦燥と不安は、前より大きくなっている位ですが、それそのものを描こうという気持ちにはもうなれません。

 この3年で、日本は激変しました。

 どちらかと言えば、暗い時代が来そうな予感がします。

 なぜこういう方向へしか進めないのか。

 素朴な疑問を、自分なりに解き明かしていく作品が「A-クロニクル」というタイトルの新しい作品になります。

 画材は、基本的にはペンとインクですが、そのときそのときで色々使っていくと思います。時にはオブジェクトも制作するでしょう。

 自分の頭の中では物語になっていますが、作品を見たとき観客がそう思えるかどうかは分かりません。

 もう、十数枚の絵が浮かんでいて、描きはじめたら膨大になるかも知れません。

 作品サイズは、基本はA4ですが、シーンによっては大きい1枚ものの絵になります。

 これはアートなのか?と言われれば、違うかもしれないと答えます。

 今の日本で何か制作する、ということへの態度表明です。

 あとは、見た人が感想をぶった切ればよろしい。

 妄想を爆発させます。

 世界の構造への怒り、悲しみ、親しい人たちへの信愛と、それが奪われて行き続けることへの憎悪、対立、諦め、かすかな希望。過去のリテラシーと、未来への展望。現実のサバイバル。

 抽象的な表現はほとんどないでしょう。

 今まで幾多の芸術家が試行錯誤してきた、新しいコンテキストを生み出す試みなんてものはこの新しい作品にはありません。

 あるのは「ストライク・バック」

 殴り返す精神。

 現実に妄想でストライク・バック。

 今、熊本の一アーティストが表明しなければいけないのは、日本の中央のアート界に対するでもなく、世界のARTのコンテキストでもなく、暗い時代に入って行こうとしているこの日本に対しての意志なのです。

 さらに、一日本人として、グローバリズムとも対応していかなければいけません。

 グローバリズムって、世界標準のことじゃなくて、世界的にどこを収奪の目標にするかを、収奪する側が話し合って決めるルールのことだよ。

 そういうことも含めて、作品にぶちまけられればいいな~と思っています。

 こうご期待。

 サリュ

 

 

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