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2016年1月13日 (水)

パリ雑感。

 1月5~11日、パリへ布地の仕入れに、行ってきました。

 先ず、上海でトランジット10時間という、確認ミスのチケット。これが、中々堪えます。

 そこから12時間飛んで、朝6時にパリ入りです。荷物をホテルに預けて、早朝から布地の仕入れでした。

 結局、モンマルトル・サンティエ・オペラを2往復して、初日の仕入れ終了でした。飛行機からの直接仕入れは、これまたなかなかタフでした。

 翌日も翌々日も仕入れで、結構な重さの布を運びます。仕入れですね~。

 夕方には一旦切り上げて、美術館を巡りました。パレ・ド・トーキョー、グランパレ、ルーブル。

 ルーブル美術館は、土曜日に誰も並んでいないという珍しい光景。テロ以降の影響が、如実に現れています。

 有名な観光地以外で、日本人の姿は見えません。モンマルトルですら、ほとんど見ませんでした。

 ホテルのTVはイラクの状況を、戦争中として報道していました。決して「空爆」なんていうごまかしはしていません。

 パレ・ド・トーキョーでは、カルティエ財団が制作した「EXIT]という映像作品を展示していました。COP21に向けたアートの作品なんですが、これがかなり意欲的な作品でした。

 先進国がどの国へ最も投資しているか?難民はどこへ行くのか?地球の温度はどこまで上がるのか?そういう、今直面している問題を視覚的に、的確に表現しています。

 このまま行けるはずはない。

 どこかで引き返さなくてはいけない、そう思わせる作品でした。

 次世代へのEXITはどこなのか。切実な問い。これをカルティエが制作したのかと思うと、尚更感慨深いです。

 日本にいては、感じられないことがあります。

 都合の悪いことは全部削られて、メディアでは扱われません。

 世界は、明らかに戦争状態で、どこにも出口はないように見えます。

 そのことに対して、自分はどう行動するのか、そこが問われている。

 観光客がいなくて、街に軍隊と警察が溢れているパリを見て、いずれ日本も同じ状況になるのではないかと、他人事とは思えませんでした。

 自分にやれることを、粛々とやるしかありません。

 サリュ

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