« パリ雑感。 | トップページ | 山海塾の舞踏家、石井則仁さんが熊本でワークショップと公演です。 »

2016年1月16日 (土)

モード。

 どのような因果か、モードの仕事の根幹に関わる仕事をしています。

 モードのモの字も分からない状態から始まり、今に至ります。

 この世界に出入りするようになり、分かったことはひとつ。

 正解は何もない、ということです。

 これはアートにも言えることかも知れませんね。

 消費する側と、提供する側のコンテキストの違い、とも言えます。

 楽しんで消費する場合、モードの中にもある種のコンテキストが必要と思います。例えば、シャネルのスーツを着るときには、ココ・シャネルの伝説を身に付けるようなもの。要は、ブランドが提供する文脈を楽しむことになります。

 ファストファッションの中には、何もありません。

 これが、提供する側に居ると景色は全く違います。常に新しいコンテキストを描き続ける必要があります。

 古い皮袋に新しいワインを入れる、という状態がベストです。

 正解を探して、毎回新しい試みを行いますが、メゾンが続く限りこの探求は続きます。これもアートと同じですね。

 果たして、モードとは何なのか。

 歴史も勉強したし、近代モードの変遷も知っています。パリの装飾美術館で様々なモードの企画展も見て来ました。

 しかし、正解はどこにも見当たらない。それは外部にはなく、自分の内側にあるものなのでしょう。

 どこか、自分の中でアートと通じているような気がします。

 いつかモードとアートが邂逅するような。

 試みはいつもしていますが、正解と思えるような状態に、中々近づけないような。

 次回の企画展も、新たなことに挑戦します。

 サリュ

 

|

« パリ雑感。 | トップページ | 山海塾の舞踏家、石井則仁さんが熊本でワークショップと公演です。 »

櫻井栄一」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: モード。:

« パリ雑感。 | トップページ | 山海塾の舞踏家、石井則仁さんが熊本でワークショップと公演です。 »