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2016年3月 7日 (月)

クリスチャン・ディオールのドキュメンタリーで、初めてラフ・シモンズの考え方を知る。

 記事のカテゴリで、映画・テレビとなっていますが、10年以上我が家にテレビはないので、ほぼ映画の記事になるかと思います。

 さて、ディオールのメインデザイナーに抜擢された、ラフ・シモンズの初クチュールのショーケース制作過程を追う、ドキュメントを見ました。

 ラフ・シモンズの経歴が独特で、もとは家具デザイナーから独学でファッションを学び、自分のブランドを立ち上げます。ジル・サンダーのプレタポルテのデザイナーを経て、クリスチャン・ディオールのデザイナーに抜擢。

 最初の発表が、オートクチュールの作品。

 ファッション初心者に分かりにくいのが、プレタポルテとオートクチュールの違いです。簡単に言うと、プレタポルテが大量生産品のデザイン発表。オートクチュールは、オーダーメイドのデザイン発表。

 よく誤用で、オーダーハンドメイドの作品をフランス語でオートクチュールと言っているという勘違いがあります。

 それは違うのでご用心。オートクチュールを名乗れるのは、フランスでクチュールの協会に正式に入っているブランドだけです。

 ハイブランドのオートクチュールですから、映画でもありますが1シーズンでの個人注文金額は5,000万円というレベル。

 そういう顧客を持っているディオールというクチュリエに、パリのモードの底力を見る思いです。

 ラフ・シモンズはベルギーの田舎町出身で、フランス語も片言。制作現場も、言語が入り乱れて、混乱が続きます。

 この映画の最大の見所は、オートクチュールの制作を半世紀に渡り支えてきた、クチュリエ達の存在感です。

 デザイナーがプレタの経験しかないということに、戸惑いを感じながらも忠実とは言えない摩擦を起こしながら、ショーの実現までこぎつける。

 ショーの当日になっても、服が出来上がってこない!

 ギリギリまで妥協を許さない現場の空気が、ヒリヒリ伝わってきます。

 ここでわが身を振り返ると、規模は比較にもなりませんが、百貨店での企画展も同じような緊張を多々味わいます。

 結果が数字や評価で出なかったら、次はない。

 この緊張感を知っているかどうかが、結構重要だと思います。

 この立ち位置を、フロントに立っているか、とよく言います。

 ディオールと自分を比較すること自体、狂っているのかもしれませんね。

 でも、同じ道で勝負する以上、意識は同等と思い10年以内にどこかでぶつかるかもと思いながら映画を見ていました。

 憧れでもなんでもない。

 先を行っている、同業者。

 どんな地方にいても、この視座がマインドセットされていれば、いつかは世界のメインストリームに躍り出ても、おかしくない。

 熊本発、世界へ。

 もう、夢ではない。

 実現可能な現実のプランです。

 サリュ

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

どうでもいいし、興味も無いが、成功してから言えよ。口ではなんとでも言えるから。

投稿: | 2016年3月 8日 (火) 18時53分

貴重なご意見、ありがとうございます。どうでもいいし、興味もないならわざわざコメント頂かなくて結構ですよ~。あと、読んで頂かなくても大丈夫ですから~。貴重なお時間を頂き誠に申し訳ありません。さようなら。

投稿: 櫻井栄一 | 2016年3月 9日 (水) 00時08分

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