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2016年7月

2016年7月28日 (木)

日々雑感。

 ここ最近、世界も日本も騒がしい。

 5~6年前位までは、海外でどんな事件が起きても、完全に他人事でした。

 ここ1年は、パリで慣れ親しんだ場所でテロが起きたりして、心穏やかではありません。

 このごろ、一緒に企画を進めようとしている、パリのモードのメゾン LA VOIE (ラ ボア)の方たちとパリのアトリエで話をしたりしました。13区のガストロノミーを教えて頂いたり、世界情勢や日常のことについて話す、濃い時間を共有したり。

 お付き合いする人がいると、なおさら気になっていく。EUの情勢。

 うちの櫻井家は、本家が福島で、東北大震災のとき津波で親戚を亡くしました。あのとき強く思ったのが、表現できる場所があるなら守り抜け、ということ。表現の場を、簡単に手放してはだめだと思いました。

 沢山の魂が、無念の中亡くなりました。無念と思う間もなく。命は、逡巡する時間も許されない状況で、散っていくことがある。だからいつも、前に進むんだと自分に言い聞かせています。

 今回の熊本地震は、大阪の企画展中に起こり、情報が錯そうする中でも企画展を無事終了して熊本に帰ってきました。1週間滞在を伸ばしましたが。

 近日はポケモンGOが発売、と。これはドラクエやFF、たまごっちを経験してきたから、楽しそうだなーと思うばかり。諸々の陰謀論も、楽しく消費しています。

 都知事選は、外山恒一さんをチェックしてます。俺たちは少数派だ!これ以上の民主主義へのアンチテーゼはないからな。

 相模原の事件は、とうとうここまできたか。としか、今は言えません。

 この2日、小6の姪っ子が来ていて、刺繍を習っています。それができたら、次はそれを素材にしてバック制作。つまり修行。寝食を共にして、一日中制作。普段TVや、ゲームや、その他インスタントな娯楽に慣れているけど、大丈夫か。この場所は、作ること以外は何もない場所。ひと夏の経験としては、貴重かもね。でも、これが、最高の遊びなんだよ。

 ロンドン・パリの旅紀行は、多分結局最後まで書かずに終わる予感。次の企画が進行していて、過去を振り返っている余裕が生まれない。

 今年の秋の企画は、屋久島の杉から精油したアロマを扱っている会社と、アートとモードの企画展を進行中。杉のウッドチップで何かできないか、模索中。

 明日は、福岡の某百貨店と打ち合わせです。内容決まれば、来春、LA VOIE さんと組んで、過去最大規模の企画展が立ち上がります。

 日々これ、雑感です。

 今は、なすびやゴーヤの夏野菜料理に改めて取り組み中。全く愉快だ!

 サリュ

 

 

 

 

 

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2016年7月16日 (土)

フランスで再びテロ。

 ニースで、惨憺たる事件が起こり、再びフランスは戒厳令下に戻りました。

 フランスに限らず、中東を中心に、様々な攻撃が一般の民衆に向けて行われています。

 今回のフランスの件を受けて、テロには屈しない、テロリストへの空爆を、という風潮が明らかに強化されて行きます。

 去年のパリ同時多発テロのときに起きた、報復をやめろデモが今回も起きるでしょうか。それとも、憎しみが溢れかえるか。

 今回の事件の在りようを見ると、もはや特別な用意も何もいらない、爆弾とかの準備とか。銃とダンプでOKという、強烈な簡易さを世界にみせつけましたね。

 日本でも、オウム真理教の地下鉄サリンテロがありましたが、サリンという特殊な劇薬を精製するというある意味煩瑣な手順を踏んでの行為でした。テロという行為にまだ、文学的な美学を最低限感じるような。梶井基次郎の檸檬の残滓はあるな。実際に事を起こす、という美学と想像力の無さはありますが。

 最近は、一般の民衆に対する銃の乱射や、ダンプの突撃という、戦後の日本ヤクザの出入りのような手口にシフトしてきました。

 憎しみを煽る手口は、一般化し過ぎている。でも身内を殺されると誰でも憎悪を抱いてしまう。

 憎しみの連鎖を、どこで止められるのか。宗教か、政治か、哲学か、芸術家か、一体何か。

 論議を尽くさなくていけないと思う。テロで生まれる憎しみと報復の情を、人間が生み出した文化的なあらゆるシステムで語ることが必要。

 これは、文化的な文脈でやるのが、一番抵抗がないのかもしれない。

 毎年2回は訪れるフランスで、1年間は住んだことがある場所で。新しい憎しみの連鎖が始まろうとしています。

 日本人同士でさえ、なかなか分かりあうのは難しいのに、人種・宗教・国が違うなかで対話は可能なんだろうか。

 絶望的だけど、そこにしか希望は見出せません。

 自分に何かできるわけではないけど、今後も一生関わって行く国だから、歴史も踏まえてきちんと考えて行きたい。

 サリュ

 

 

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2016年7月12日 (火)

パリ・ロンドン仕入れ紀行②

 ウェリングボロー駅の前には何もありませんでした。雑木林のような。右は行き止まりなので、自然、左の道へ。

 坂道を上って行くと、郵便局の前にバス停があり、ここからウラストンへバスで移動します。一時間に一本という、辺鄙な場所が目的地。

 とりあえず運転手に、ウラストンで止まって下さいというお願いをして席へ。車窓から見えるのは、牧場。本当に何もない。

 暫く行くと、住宅街みたいなところを通りますがそこでDrマーチンの看板を発見!!こんなとこにあるの?!

 念願のファクトリーショップは、アウトレットが山のように置かれています!

 サイズ毎に区分けされていて、何があるかは運しだいといったところ。今回自分は、メイドイン イングランドのものと、一昨年の限定品だった逸品を手に入れました!何と、ウイリアム・ホガースの放蕩一代記をモチーフにした一足!

 この絵画、テートブリテンで実際に見てきました!!

 さて、価格ですが激安!とだけ書いておきます。信じられん値段です。

 帰りは降りたバス停まで歩いていたら、一時間に一本のバスが通り過ぎて行くではないですか!これを逃すと1時間待ちです。しかし、バスは無情にも通り過ぎて行きました。

 仕方なく、本当に何もないバス停で立ち尽くしていると、目の前に一台の車が止まりました。助手席から「もしかして、ウェリングボロー駅に行くの?」という女性が。

 「YES!」

 「ちょうど、同じ方向に行くから乗ってきなよ」

 「YES!!!」

 ということで、現地の方に駅まで送って頂きました!これが旅だな~!

 後部のドアを開けると、足元にはDrマーチンの靴があるではないですか!

 「Drマーチンの買い物袋を持っているから、ウェリングボロー駅に行くのかと思って声をかけたの!」

 というおそらく40代後半のご夫妻は、地元でパティシエの仕事だそう。

 「イギリスは初めて?」

 という質問に、そうです、来て早々ここにきてマーチンの靴を買いましたというと、

 「好きものだなー!!!」

 という、とても嬉しそうな反応。

 ウラストン周辺は、一流の靴メーカーの工場が沢山あって、ファクトリーショップも沢山あるそうです。

 日本でのマーチンの価格を教えると、「クレイジー!」言ってましたよ。参考までに。

 駅で降ろしてもらって、手を振って別れました。名前も何もお互いわかんないまま、マーチン愛が繋いだ、ちょっとした出会いだったけど、イギリス来て2日目でまだここしか来てないけど、【イギリス絶対また来る!!】と思いました。

 こういうの、パリでは絶対ないので。

 金輪際、他人を信用するとかない場所だから。

 そしてロンドンに舞い戻り、百貨店巡りをします。ハロッズ、リバティー、ジョン・ルイス。

 一流の百貨店とはどういう場所か。

 これまた、パリのボンマルシェや、ギャラリー・ラファイエットとはまるで違う、独自の存在感があって凄いです。

 その辺は次回に。

 サリュ

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ロンドン・パリ仕入れ紀行。

 今回は、初ロンドン上陸でした。

 ヒースロー空港から、事前購入していたオイスターカードで、スムーズにチューブ(地下鉄)ピカデリーサーカス線でロンドン入り。リバプールストリート駅の近くのホテルにチェックインしました。

 しかし寒っ!!

 15度しかないし!

 シャツ一枚で充分だろうと思っていたので、大誤算です。もし今後ロンドンに来ることがあれば、真夏でも真冬のアウターが一つ必要。

 4日間、ずっと震えていたのでした。仕入れ旅なので、余計なアウターとか購入する余地はありません。

 夜の帳にリバプールストリート駅に着きましたが、ロンドンっ子の最初の印象は皆ビール好き過ぎだろ!でした。パブの外の路上まで、1パイントのビール片手に楽しそうに話しています。

 今回はパブには入りませんでしたが、パリのカフェ文化よりパブの方がなんか親近感を覚える。やっぱビールだろ的な。

 時系列を完全に無視して覚えている順に書き散らしますが、先ずロンドンに来たらDrマーチンのファクトリーショップに行くしかないだろう、というロンドンを後回しにした、個人的な物欲を満たす小旅行に出ます。

 初ロンドンですが、いきなり鉄道で移動。ウェリングボローまで行って、バスでウラストンまで行くと、Drマーチンのイングランド工場直営の店があります。

 英語だろ?片言でOK?!行ける行ける!という乗りで行きました。

 チケット売り場で、ウェリングボロー行きの往復券を下さいと交渉。ロンドンの交通機関はピークタイムとそれ以外では、値段が雲泥の差があるのですが行ったのが朝9時というちょうどピークタイム。

 ピークオフだと通常往復40ポンドですが、120ポンドらしく、もっと安いのを探してもらったら60ポンドがありました。

 その過程も、よくわかんない英語で、どうやら9時何分かの便のみの指定らしい。

 駅はセント・パンクラス駅というでかい駅で、どこにホームがあるのかも分からない大きい駅です。

 こういうときは、駅員にチケット見せて指さしてもらえ作戦でないと、たどり着けません。

 でもホント今回は英語だから、まだ全然いい!

 イタリアで鉄道の横移動と、バスの経験があるが、あんときは英語が全く通じないから今でも緊張した記憶が鮮明に残っているよ。

 駅員にチケット見せまくり作戦で、目的の鉄道に無事乗れました。

 ロンドンも、1時間も離れると、日本以上に牧家的な風景が連なっていました。

 驚くことがもう一つ。

 家の形が、ほとんど同じ!

 近代建築の個人住宅というのは、郊外にはほとんどない。

 この堅牢な前世代踏襲のスタイルが、鉄道から見ていても「無理!無理!」という牢獄のような息苦しさを感じます。

 英国が好きな人は、その感じがいいのでしょうが、自分には、好き勝手にコンクリの建築物を無計画に建てまくり、路上に電線を這いまわしまくっている日本の都市が好きです。

 自由を感じる。

 さて、

 紀行と言いながら、1日目今日はで力尽きた。

 旅とは、こういう感じでいつも進んで行きます。

 連続で書いて行きますよ。

 サリュ

 

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