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2017年11月

2017年11月19日 (日)

コンテンポラリーダンスのポップ化に挑戦中だったんだ、今分かった。

 最近まで、モヒカンポシェットでどうしてパフォーミングアーツを行うのか、自己分析をしないでいましたが。

 最近、何となくわかってきたので、メモ代わりに書いておきます。
 まず、最初のパフォーマンスから。

 

この企画は、2時間の練習で、人前で公開できるパフォーマンスとは何か?
  という、時間の制約がものすごい企画でした。土曜日の朝10:00から阪急うめだ本店のバックヤードで練習して、少し休憩したら14:00から公演。モヒカンポシェットの展示会場で。
 
 今思うと無謀ですが、当時も無謀と思っていました。
 
 これ、実現するためには発想の飛躍をするしかない。
 
 つまり、2時間の練習は練習じゃない。
 
 ①パフォーマンスのルールを覚える時間にする。
 
 ②パフォーマンスの内容自体に、完成形はない。
 
 ③コンテンポラリーダンスで、しかもギリギリに枝葉をカットした幹の要素を抽出する。
 
 ④世界でもっとも有名なコンテのダンスは、たぶん「ボレロ」
 
 ⑤ボレロの要素は何だ?
 
 ⑥たまにダンスがリンクしながら、壮大なリンクするダンスのラストに向かう。
 
 ⑦壮大さは時間的に無理。
 
 ⑧たまにダンスがリンクする部分があれば、ボレロの幹の要素だけが表現できそうだ。
 
 ⑨たまにダンスがリンクする部分の、ルールを作る。
 
 ⑩あとはほとんど演者の身体性にまかせる。
 
 とまぁ、一般のお客様とモヒカンポシェットのデザイナーが踊るという企画は、このように出来上がったのでした。
 
 これ、もう一度思考法を確認すると。。。
 
 ポップアートの思考法じゃん。。。
 
 完全にアート脳の考え方じゃん。。。
 
 となったわけでした。
 
 どういうことかと言うと、ポップアートってそれまでの絵画から、絵画性を抽出する作業から始まるでしょう。
 
 絵画の絵画性は、筆跡だ!とか言って筆跡を印刷したみたいな描き方で、油で描くとか。
 
 絵画の1点物の稀少性をはく奪すべく、キャンベルスープの作品がファクトリーで大量生産される。
 
 同じです。
 
 コンテンポラリーダンスから、コンテンポラリー性を抽出しようとしている。
 
 そして、ダンスができない人でも、できるものに置き換えた。
 
 何だ、そういうことかと思いました。
 
 無意識に、アート脳思考法が出てましたよ。
 
 今回の【パンクミュージカル】も、ほぼ同じ思考回路になっていると思います。
 
 ミュージカルの要素を抽出して、ぎりぎりの時間の練習で公演しました。
 
 多分、まだ誰も気づいていないだろうから、自分で書いておきました。
 
 これ、相当早いと思います。コンテンポラリーダンスのポップ化に挑戦中ということで。
 
 サリュ

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2017年11月14日 (火)

熊本に「状況」を作ることをいつも思っています。

 【パンクミュージカル】阪急うめだ本店うめだスークの展示から帰ってきて、服作品や映像作品の制作に入りました。

 通常モードです。
 
 今月末には、博多阪急の展示会が幕をあけます。
 
 今年は百貨店の企画展が五回ということになります。
 
 昨年までは四回だったのですが、さすがに五回目の最後の博多阪急が体力の正念場です。
 
 基本的な、服を作ることだけでも年間300着。
 
 それプラスの企画展の内容制作で、自分達の限界が見えてきました。
 
 モヒカンポシェットは型紙を採らず、立体裁断の完全1点物です。
 
 これはアパレルの世界では、非常識もいいところのやりかたなんです。
 
 アートピースと同じ。
 
 この作品が、世界にひとつ。
 
 服を手にして頂ければ、絶対に誰ともかぶりません。
 
 最先端でもあるし、原点回帰とも言えます。昔は、服は全部仕立てでした。
 
 モヒカンポシェットは、限定的に仕立てもやりますが、ほとんど行いません。
 
 衝動にまかせて作る作品が全てです。
 
 一時期は、このやりかたを一生続けるのは無理ではないかとも思ったのですが。考えてみれば逆に同じものを作り続けて行く方に無理があると結論しました。
 
 今の日本を振り返れば、服を縫う職人が壊滅的に減っているという状況で。何でそうなったか、それはファストファッションの台頭です。人件費が安い国に仕事が流れる。
 
 それも今では、諸外国の発展で人件費が高騰し、もう一回日本の職人を見直そうという機運が高まってきました。
 
 個人的にはそれも変な話と思います。だって、人件費が安い国にも凄腕の職人が生まれ始めているはずだから。
 
 職人云々での服作りの筋は、あまりよくないと思う。
 
 結局、面白い服がないから、流行に左右されない一生ものの服が生まれないから、服が売れていないのが本筋だと思う訳です。
 
 職人筋の話で言えば、洋服自体が西洋の文化だから、最終的なところで欧州のラグジュアリーブランドのオートクチュール文化にはかなわない。
 
 この辺も、日本の現代アートと通じる話です。
 
 西欧から接ぎ木した文化はまだ200年足らず。
 
 それなら、そこから自由になって自分が着たい服を提案するのが、正当な道だと思います。
 
 モードやアートのコンテキストを打ち破り、やりたいようにやる。
 
 モヒカンポシェットは、本当の自由を獲得する為に、今からも服を提案し続けます。
 
 服だけではなく、それにともなう色々な芸術行為も突き詰めます。
 
 今回のパンクミュージカルもそうですね。
 
 その次の【サロン】展も、すでに来年4月に決定しています。
 
 文化は享受するだけではなくて、発信して楽しむものです。
 
 それを毎回、展示にお越し頂く皆様に、教えて頂いております。
 
 そういう状況を、自己満足ではなく作りたい。
 
 熊本にも、「状況」を作っていきます。
 
 それは多分、モヒカンポシェットにしかできないことだと思うからです。おごりではなく、実際には深い諦念をもってそう思っています。
 
 サリュ

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2017年11月 5日 (日)

【パンクミュージカル】公演を終えて、見えてきたこと。

 2017年、モヒカンポシェット秋冬コレクション【パンクミュージカル】の、大阪ミュージカル公演を終えました。
 
 コレクションの発表は、11月29日~12月5日、博多阪急5階、エスカレーター横特設会場にて最終開催です。
 
 博多阪急では、ミュージカル公演はありません。通常の秋冬コレクションの発表となります。
 
 つい先日、2017年10月29日(日)のパンクミュージカル公演は、阪急うめだ本店うめだスークの公式インスタでの動画公開で、1日で1000近いアクセスがあった模様。
 
 ゲリラ的イベントとしては、なかなかのアクセスではないでしょうか。
 
 
 いつも企画展を終えて思う事は、この企画展が動き始めて、実に沢山の方々のチカラの集結で企画が実現するのだなと。
 
 アートスイッチの頃よりも、もっと純粋な「楽しい」の気持ちで、企画がすすんでいきます。
 
 アートの社会化と言って、アーティストを起用して進めていたころは、もっとアーティストにも光があたればいいなぁと思っていたのですが。
 
 最近はアーティストがどうとか、心底どうでもいいです。
 
 例えば【パンクミュージカル】に関わって頂けた皆様が、楽しかったり面白かったりして頂ければそれでいいです。
 
 それが全て。
 
 ひとつは、アーティストとか名乗って活動している人々の活動の、ほぼ8割にうんざりしていること。
 
 そういう自称アーティストよりも、今回の【パンクミュージカル】で踊って頂いた皆様のような、踊り歌うことに純粋な喜びを見出している姿を見ている方が楽しい。
 
 結論として、人はどういきるのが幸せかを、モヒカンポシェットで体現していきたいです。
 
 おしゃれでなくても、アートが分かんなくても、色々どうすればいいか決めきれなくても、人は幸せであればそれでいいのだ。
 
 自分にとって何が幸せか決める尺度として、モードやアートがあるだけで。
 
 哲学や、料理や、子育て、仕事、なんだっていいです。
 
 自分の生き方を自分で決める。
 
 その尺度として、多分、モヒカンポシェットも存在します。
 
 自分たちは、今まで生きてきた証として、モヒカンポシェットの服を作り続けます。
 
 企画展も、毎回新しいテーマを提案し続けます。
 
 う~ん、もっと色々エビデンス的に、外部の色んな論文や、有名な方々の引用をやれば分かりやすくなるのは分かっているのですが。
 
 根底にパンクスピリッツがあるから、そういうのは気色悪いんだな。
 
 うまくやるやりかたは、もう40歳も越えているしある程度分かっているけれど。
 
 それは、それをやるくらいなら、こんな生き方はしませんし。
  モヒカンポシェットは、このまま熊本にあり続けますよ。
 
 サリュ
 

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