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2017年11月14日 (火)

熊本に「状況」を作ることをいつも思っています。

 【パンクミュージカル】阪急うめだ本店うめだスークの展示から帰ってきて、服作品や映像作品の制作に入りました。

 通常モードです。
 
 今月末には、博多阪急の展示会が幕をあけます。
 
 今年は百貨店の企画展が五回ということになります。
 
 昨年までは四回だったのですが、さすがに五回目の最後の博多阪急が体力の正念場です。
 
 基本的な、服を作ることだけでも年間300着。
 
 それプラスの企画展の内容制作で、自分達の限界が見えてきました。
 
 モヒカンポシェットは型紙を採らず、立体裁断の完全1点物です。
 
 これはアパレルの世界では、非常識もいいところのやりかたなんです。
 
 アートピースと同じ。
 
 この作品が、世界にひとつ。
 
 服を手にして頂ければ、絶対に誰ともかぶりません。
 
 最先端でもあるし、原点回帰とも言えます。昔は、服は全部仕立てでした。
 
 モヒカンポシェットは、限定的に仕立てもやりますが、ほとんど行いません。
 
 衝動にまかせて作る作品が全てです。
 
 一時期は、このやりかたを一生続けるのは無理ではないかとも思ったのですが。考えてみれば逆に同じものを作り続けて行く方に無理があると結論しました。
 
 今の日本を振り返れば、服を縫う職人が壊滅的に減っているという状況で。何でそうなったか、それはファストファッションの台頭です。人件費が安い国に仕事が流れる。
 
 それも今では、諸外国の発展で人件費が高騰し、もう一回日本の職人を見直そうという機運が高まってきました。
 
 個人的にはそれも変な話と思います。だって、人件費が安い国にも凄腕の職人が生まれ始めているはずだから。
 
 職人云々での服作りの筋は、あまりよくないと思う。
 
 結局、面白い服がないから、流行に左右されない一生ものの服が生まれないから、服が売れていないのが本筋だと思う訳です。
 
 職人筋の話で言えば、洋服自体が西洋の文化だから、最終的なところで欧州のラグジュアリーブランドのオートクチュール文化にはかなわない。
 
 この辺も、日本の現代アートと通じる話です。
 
 西欧から接ぎ木した文化はまだ200年足らず。
 
 それなら、そこから自由になって自分が着たい服を提案するのが、正当な道だと思います。
 
 モードやアートのコンテキストを打ち破り、やりたいようにやる。
 
 モヒカンポシェットは、本当の自由を獲得する為に、今からも服を提案し続けます。
 
 服だけではなく、それにともなう色々な芸術行為も突き詰めます。
 
 今回のパンクミュージカルもそうですね。
 
 その次の【サロン】展も、すでに来年4月に決定しています。
 
 文化は享受するだけではなくて、発信して楽しむものです。
 
 それを毎回、展示にお越し頂く皆様に、教えて頂いております。
 
 そういう状況を、自己満足ではなく作りたい。
 
 熊本にも、「状況」を作っていきます。
 
 それは多分、モヒカンポシェットにしかできないことだと思うからです。おごりではなく、実際には深い諦念をもってそう思っています。
 
 サリュ

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